請求査定管理

【請求査定管理の運用方法を決定する】

取引業者からの出来高報告および請求書の査定結果を入力できる機能が4機能あります。

運用方法や入力担当者によって、使い分けることができます。

各機能を以下に紹介します。

〔出来高査定入力〕について

・システムに登録した発注契約情報を基に出来高査定した結果を登録する機能です。

・主に工事担当者が使用する機能です。勘定科目を意識しない入力です。

・注文書№を入力し、その発注内容に対して出来高率、出来高数量、査定額のいずれの項目で入力します。

・発注契約情報がない契約外の支払査定は処理対象外です。

・〔財務情報システム〕の会計仕訳、〔支払情報システム〕の定時支払への連携は、入力直後に連携する「随時連携」か、経理担当者が〔工事支払確定〕で確認・確定してから連携する「一括連携」が選択できます。

・科目コードは内部的に自動セットされる仕様です。自動セットされた科目コードは〔工事支払確定〕で変更可能です。

〔工事請求査定入力〕について

・工事単位で、出来高報告および請求書の査定結果を登録する機能です。

・金額ベースで入力します。契約外の査定結果も入力できます。

・主に工事担当者が使用する機能です。勘定科目を意識しない入力です。

・〔システム設定〕〔原価情報登録〕工事支払情報タブにて入力する支払明細の項目設定ができます。例えば、発注契約情報に関する項目を非表示に設定することで、契約外の査定結果の入力に特化した画面として使用することができます。

・〔財務情報システム〕の会計仕訳、〔支払情報システム〕の定時支払への連携は、入力直後に連携する「随時連携」か、経理担当者が〔工事支払確定〕で確認・確定してから連携する「一括連携」が選択できます。

・科目コードは内部的に自動セットされる仕様です。自動セットされた科目コードは〔工事支払確定〕で変更可能です。

〔支払伝票入力(工事別)〕又は〔支払伝票入力〕


 (画面は〔支払伝票入力(工事別)〕です。)

・工事別、又は取引先別に請求書の査定結果を登録する機能です。

・工事管理事務担当者および経理担当者向けの機能です。勘定科目を使用して入力します。

・注文書№を入力することで、発注契約情報を引用して査定金額の入力ができます。

・入力した査定結果は即時、支払伝票として〔財務情報システム〕の会計仕訳、〔支払情報システム〕の定時支払に連携されます。

〔振替伝票入力〕

・会計仕訳を入力する画面です。借方、貸方の入力が必要です。

・工事事務担当者および経理担当者向けの機能です。主に領収書ベースの経費伝票の入力に使用します。

・注文書№を入力することで、契約情報を引用し査定結果を(伝票)金額の項目で入力できます。

・入力した査定結果は即時、振替伝票として〔財務情報システム〕の会計仕訳に連携されます。〔支払情報システム〕の定時支払には連携させません。

⑤業務毎の使用機能

各業務および運用パターンに適している入力担当者、入力機能、対応する帳票は、以下の通りです。

実運用においては、工事担当者が査定処理を行った後、工事部門の上長が承認業務を行います。

〔出来高査定入力〕および〔工事請求査定入力〕で入力した内容は「工事支払確定」にて入力内容の訂正を行なった上で承認できる機能が用意されています。