一覧形式とは、メインデータを一覧出力する帳票を指します。
出力対象のデータ数により、明細行数が可変で出力されます。
例えば原価帳票の場合では、〔受注工事一覧表〕のように工事情報を1行毎に出力する帳票です。
システムメニューより〔自由集計帳票作成〕の自由集計帳票作成グループの〔自由帳票登録〕を起動します。
初期提供サンプルの〔受注工事一覧表〕を参考に解説します。
帳票レイアウトを作成し、関数の定義、書式設定を行います。
1)上図の例では「工事コード」と「工事枝コード」が印刷範囲外に出力され、実際の帳票上には関数で
ハイフン連結して出力しています。
このように、印刷範囲外、もしくは非表示列にデータを出力し、それを関数で加工して表示することができます。
2)明細行は1行分のみ定義します。出力時には、定義した明細行をデータ数分コピーして出力します。
<注意>
明細行以下の行の高さを揃えて作成してください。高さが揃っていない場合、印刷範囲の制御が正しく
行われない可能性があります。
明細行より上の行(ヘッダなど)は高さを揃える必要はありません。
※行の高さの揃え方
1)キーボートの「End」キーを押してから「↓」キーを押してください。
すると、カーソルがエクセルの最下行に移動します。
2)最下行を行選択します。
3)スクロールバー操作で、明細行まで戻り、「Shift」キーを押したまま明細行を選択します。
4)選択範囲の中で右クリックし、行の高さを選択し、値を入力します。
<入力項目>
1.自由帳票コードを入力します。必須項目です。
コードの頭2桁は「80」固定です。残り2桁を入力します。
「00」と「01」以外の英数字で登録ができます。
2.帳票名称を入力します。必須項目です。
作成する帳票の名称を入力します。
3.帳票分類を選択します。必須項目です。
「原価帳票」を選択します。
4.出力方法を選択します。
「単票」を選択します。
5.ヘッダ属性項目集計単位を選択します。
「(1)工事別」を選択します。
詳しくは【集計単位とは】を参照ください。
<入力項目>
6.Excelテンプレートを入力します。必須項目です。
帳票レイアウトを定義したエクセルファイルをフルパスで入力します。
拡張子は「xlt」「xltx」「xltm」のみ有効です。
7.出力シート名を入力します。
作成した自由帳票から出力されるエクセルのシート名を入力します。
シート別に改頁する場合は、「改シート」「シート名接尾語」の選択により、出力シート名に接尾語が
付与されます。
出力シート名と接尾語を合わせて31文字を超過しないようにしてください。
※エクセルの仕様上、シート名には31文字以上設定できません。
改頁について、詳しくは【改頁の方法について】を参照ください。
8.1頁範囲行を入力します。
1頁分の印刷範囲の中に存在するエクセルの行数を入力します。
1頁範囲行を超えると満行とみなし、改頁されます。
未入力時は、改頁グループ項目が変わるまで連続して出力されます。
9.改シートを選択します。
改頁グループ項目が変わった時の改頁方法を選択します。
「しない」の場合、一つのシート内で改頁を行います。
「する」の場合、選択された改シート項目ごとにシートが作成されます。
1頁範囲行を超えた時の改頁はシート内固定です。
10.シート名接尾語を選択します。
改シートの際にシート名に付与する名称を選択します。
「改シート対象項目値」の場合はコードや区分そのものが付与されます。
「改シート対象項目名称」の場合はそのコードの名称が付与されます。
「連番」の場合はシート順の番号が付与されます。
11.空行埋めを選択します。
明細行の展開が満行に達しない時、余白部分に空行を入れる場合に選択します。
詳しくは【単票形式の帳票を作成するには】を参照ください。
<入力項目>
12.小計行追加ボタンをクリックします。
明細に小計行を出力する場合に、追加ボタンをクリックします。
※削除ボタンをクリックすると、定義した小計行を削除できます。
13.小計行の定義開始行を入力します。
エクセルテンプレートの小計行が定義されている行を入力します。
小計行について、詳しくは【小計行を出力するには】を参照ください。
※明細行の前に表示するか、明細行の後に表示するかで設定箇所が異なります。
14.小計行の1明細段数を入力します。
小計行1明細を構成する段数を入力します。
※エクセルの2行を使用して小計行を構成する場合、1明細段数は「2」となります。
小計行について、詳しくは【小計行を出力するには】を参照ください。
※明細行の前に表示するか、明細行の後に表示するかで設定箇所が異なります。
15.表示設定を選択します。
小計値が「0」の時に小計行を表示したくない場合、該当項目の選択欄にチェックを付けます。
※表示設定は、⑤一覧・明細項目の入力後に設定します。⑤一覧・明細項目の入力が完了しないと表示設定の条件項目が表示されません。
16.明細行の定義開始行を入力します。
エクセルテンプレートの明細行が定義されている行を入力します。
17.明細行の1明細段数を入力します。
明細行1明細を構成する段数を入力します。
※エクセルの2行を使用して明細行を構成する場合、1明細段数は「2」となります。
18.改頁グループ単位合計行の定義開始行を入力します。
エクセルテンプレートの改頁単位の合計行が定義されている行を入力します。
19.改頁グループ単位合計行の1明細段数を入力します。
改頁グループ単位合計行1明細を構成する段数を入力します。
※エクセルの2行を使用して改頁グループ単位合計行を構成する場合、1明細段数は「2」となります。
20.総合計行の定義開始行を入力します。
エクセルテンプレートの総合計行が定義されている行数を入力します。
21.総合計行の1明細段数を入力します。
総合計行1明細を構成する段数を入力します。
※エクセルの2行を使用して総合計行を構成する場合、1明細段数は「2」となります。
<入力項目>
22.ソート順の入力及び、昇順降順を選択します。
データの並び替えの順番とソート順を指定した項目を昇順で出力するか降順で出力するかを選択します。
ソート順は優先順に1から順に数字を入力してください。間が空いていても正常に動作しますが、
同じ番号が入力されている場合、順番は保障されません。
23.明細行の列・行を入力します。
エクセルテンプレートの列・行を入力します。
行は表示段数内の行を入力します。表示段数が2段の場合は1~2を入力します。
並び順や改頁の制御のために必要で、帳票上に出力する必要が無い項目は入力不要です。
24.集計G(グループ)を入力します。
小計行に出力する集計グループを入力します。
小計行について、詳しくは【小計行を出力するには】を参照ください。
25.小計行の集計を選択します。
小計行に集計する項目にチェックを付けます。
小計行について、詳しくは【小計行を出力するには】を参照ください。
26.小計行の列・行を入力します。
エクセルテンプレートの列・行を入力します。
行は表示段数内の行を入力します。表示段数が2段の場合は1~2を入力します。
小計行について、詳しくは【小計行を出力するには】を参照ください。
27.改頁合計行の集計を選択します。
改頁合計行に集計する項目にチェックを付けます。
合計行について、詳しくは【小計行を出力するには】を参照ください。
28.改頁合計行の列・行を入力します。
エクセルテンプレートの列・行を入力します。
行は表示段数内の行を入力します。表示段数が2段の場合は1~2を入力します。
合計行について、詳しくは【小計行を出力するには】を参照ください。
29.総合計行の集計を選択します。
総合計行に集計する項目にチェックを付けます。
合計行について、詳しくは【小計行を出力するには】を参照ください。
30.総合計行の列・行を入力します。
エクセルテンプレートの列・行を入力します。
行は表示段数内の行を入力します。表示段数が2段の場合は1~2を入力します。
合計行について、詳しくは【小計行を出力するには】を参照ください。
※出力項目の選択方法について、詳しくは【単票形式の帳票を作成するには】を参照ください。
<入力項目>
31.定義開始行を入力します。
エクセルテンプレートのフッタ行が定義されている行を入力します。
32.1明細段数を入力します。
フッタ行1明細を構成する段数を入力します。
※エクセルの2行を使用して明細行を構成する場合、1明細段数は「2」となります。
33.出力位置を選択します。
フッタ行を出力する位置を選択します。
34.フッタ行の列・行を入力します。
エクセルテンプレートの列・行を入力します。
行は表示段数内の行を入力します。表示段数が2段の場合は1~2を入力します。
※出力項目の選択方法について、詳しくは【単票形式の帳票を作成するには】を参照ください。
[ツールバー]
<入力項目>
35.ツールバーの保存ボタンをクリックします。
保存完了です。
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