社会保険資料設定

【社会保険の設定を行う】

社会保険の処理方法を登録します。

システムメニューより〔システム設定〕の給与初期設定グループの〔社会保険資料設定〕を起動します。

①社会保険資料情報を入力します。

<入力項目>

1.昇(降)給実施月には、昇給、降級した給与で支給を始める月を入力します。必須項目です。
 対象年月で「明細年月」を選択した場合、給与の明細年月の月を入力します。
 対象年月で「支払日」を選択した場合、昇給、降級した給与を支払った月を入力します。
 遡及支給を行う場合、遡及ありをチェックします。
 昇(降)給支給月には、遡及支給(昇級差)額の支払月を入力します。
 昇(降)給支給月は、遡及支給ありをチェックしている場合、必須項目です。

2.算定の対象となる給与明細の対象年月を選択します。
 支払日を基準に算定の対象とする場合、「支払日」を選択します。
 「支払日」を選択した場合、支払日が算定月と同じ給与明細が対象となります。

3.算定基礎届の算定月を入力します。上から「4」月「5」月「6」月と入力します。必須項目です。

4.算定基礎届の対象となる給与の明細年月の月を入力します。
 対象年月で「明細年月」を選択した場合、支払日が算定月と同じになる給与の明細年月を入力します。
 対象年月で「支払日」を選択した場合、入力できません。
 対象年月と「( )月分給与」の入力方法は下記のとおりです。

5.算定基礎届の対象月の支払基礎日数を入力します。必須項目です。
 月給者、日給月給者の支払基礎日数を入力します。「4.給与の明細年月の月」を計算する基礎となった
 勤怠月の暦日数を入力します。
 例)当月末日締 翌月10日支払の場合、4月分の給与は5月10日に支払います。
 →5月の支払基礎日数は4月1日~4月30日の暦日数30日です。
 例)当月20日締 翌月5日支払の場合、4月分の給与は5月5日に支払います。
 →5月の支払基礎日数は3月21日~4月20日の暦日数31日です。

6.実行する月額変更届の対象月を入力します。必須項目です。

7.実行する月額変更届の対象となる給与の明細年月の月を入力します。

8.月額変更届の対象月の支払基礎日数を入力します。必須項目です。
 月給者、日給月給者の支払基礎日数を入力します。「7.給与の明細年月の月」を計算する基礎となった
 勤怠月の暦日数を入力します。

9.従前の等級の取得方法を選択します。
 「給与明細優先」の場合、対象期間の最後の対象月の給与明細から取得します。
 「給与マスタ優先」の場合、〔給与マスタ登録〕の等級から取得します。

10.数ヶ月分の通勤手当をまとめて支給する場合、通勤手当の計算方法を選択します。
 支給日の翌月以降の通勤手当を支給する場合、「支給月の翌月より交通費の割振り」を選択します。
 支給日の月を含む通勤手当を支給する場合、「支給月より交通費の割振り」を選択します。

11.数ヶ月分の通勤手当をまとめて支給する場合、通勤手当を月割した金額の端数調整方法を選択します。
 「端数調整しない」場合、端数は切り捨てます。
 「最初の月で調整」の場合、「10.交通費計算方法」の設定に従い、最初の月に端数を含めます。

12.昇給(降給)の判定に、交通費を含めるかどうかを選択します。
 「固定給」の場合、昇給(降給)の判定に交通費を含みます。
 「変動給」の場合、昇給(降給)の判定に交通費を含みません。
 「個人毎に設定」の場合、〔給与マスタ登録〕にて社員毎に設定する初期値を選択します。

13.社会保険の届出書を、2018年3月からの新様式で出力する場合、「使用する」を選択します。
 暫定で2018年以前の様式で提出する場合は、「使用しない」を選択します。
 ※旧様式で提出する場合は、年金事務所にご確認をお願いいたします。

14.算定基礎届の支払基礎日数の判定日数を入力します。
 「パート(短時間)」は、短時間労働者です。
 算定基礎届の一般の支払基礎日数を入力後、月額変更届の一般とパートに自動展開されます。
 算定基礎届のパート(短時間)の支払基礎日数を入力後、月額変更届のパート(短時間)に自動展開されま
 す。(月額変更届の支払基礎日数は、変更できません。)

15.社会保険処理体系設定ボタンをクリックし、社会保険処理体系設定画面を起動します。
 給与体系毎に支払基礎日数の計算方法を選択します。


〔計算式設定〕の設定を利用する場合、計算式設定参照をチェックします。
 計算式設定参照をチェックした場合、〔計算式設定〕の設定により、下記の通り、計算されます。

 上記の表に当てはまらない場合、計算式設定参照のチェックを外し、社会保険処理体系設定にて、給与体系
 毎に、設定します。
 月給者で欠勤控除がない給与体系は、「月給者・日給月給者(欠勤控除無)」を選択します。
 月給者、日給月給者で欠勤控除がある給与体系は、「月給者・日給月給者(欠勤控除無)」を選択します。
 日給者の給与体系は、「日給者」を選択します。
 時給者の給与体系は、「時給者」を選択します。
 下記の通り、計算されます。

16.支払基礎日数計算設定ボタンをクリックし、社会保険処理体系設定画面を起動します。
 日給者、時給者の有給休暇、特別休暇、その他休暇について、支払基礎日数への計算方法を設定します。

 「含める」を選択した場合、取得した有給休暇、特別休暇、その他休暇は支払基礎日数に加算します。
 「含めない」を選択した場合、取得した有給休暇、特別休暇、その他休暇は支払基礎日数に加算しません。

②保存します。

[ツールバー]

<入力項目>

17.ツールバーの保存ボタンをクリックします。

保存完了