計算式設定

【時間外手当の計算式の設定を行う】

〔計算式設定〕にて、時間外手当、欠勤控除、遅刻・早退・欠課控除、日給者の時間外手当、

「日給+時給者」の時間外手当、時給者の時間外手当を計算する計算式を設定します。
 時間外手当は、通常残業、休日1、休日2、深夜1、深夜2、深夜3の手当を計算する設定です。
 一般的に月給者、日給月給者が対象です。(計算式設定は①を参照)
 欠勤控除は、欠勤日数(1日、半日)による控除を計算する設定です。
 一般的に日給月給者が対象です。(計算式設定は②を参照)
 (一般的に月給者は、月固定の賃金を支給するため、控除はありません。)
 (日給者、時給者は出勤日数、出勤時間に応じた金額が支給するため、控除はありません。)
 遅刻・早退・欠課控除は、遅刻・早退・欠課による控除を計算する設定です。
 欠課は、半日未満の欠勤で利用します。単位は時間です。
 一般的に日給月給者、日給者が対象です。(計算式設定は③を参照)
 (時給者は出勤時間に応じた金額が支給するため、控除はありません。)
 日給者は、日給者の通常残業、休日1、休日2、深夜1、深夜2、深夜3の手当を計算する設定です。
 日給者が対象です。(計算式設定は④を参照)
 「日給者+時給者」は、「出勤日数×日給単価」「出勤時間×時給単価」の両方の賃金を支給する特別な
 体系です。
 時給者は、時給者の通常残業、休日1、休日2、深夜1、深夜2、深夜3の手当を計算する設定です。
 時給者が対象です。(計算式設定は⑥を参照)

※給与体系コード毎に設定するため、事前に〔給与体系登録〕を行う必要があります。

システムメニューより〔システム設定〕の給与初期設定グループの〔計算式設定〕を起動します。

①月給者、日給月給者の時間外手当の計算方法を入力します。

<入力項目>

1.対象となる給与体系を選択します。
 一般的には、月給、日給月給者に該当する給与体系の印をクリックします。
 クリックすると「★」が表示されます。取り消す場合は、もう一度クリックします。
 「★」が付いた給与体系が対象となります。

2.各時間外手当毎に時間単価を計算する対象金額の支給項目の支給コードを入力します。
 「▼」(又は対象金額にフォーカスがある状態でF12)ボタンをクリックし、支給項目検索画面を起動して
 支給コードを入力します。
 対象金額の支給項目は、支給コードが「+」で連結され、表示されます。

3.計算式の有効桁数と端数処理を選択します。

 ①は時間単価の有効桁数と端数処理になります。
 ②は割増率を含めた後の時間単価の有効桁数と端数処理になります。
 ③は時間外手当の有効桁数と端数処理になります。有効桁数は必ず「整数部未満」を選択します。

4.45~60時間の割増手当、60時間以上の割増手当を利用する場合、設定します。
 有効桁数と端数処理を選択します。
 限度時間の設定は、詳しくは【給与の初期設定を行う】の限度時間1、2を参照ください。

5.端数処理にて、「切り上げ」を選択した場合、有効桁数の処理方法を選択します。
 「有効桁数一つ下の値で判断」を選択した場合、下記の通り計算します。
 例)1.01
  有効桁数が整数部未満の場合、小数点第一位の「0.0」を切り上げるため結果は「1」となります。
 「有効桁数未満全ての値で判断」を選択した場合、下記の通り計算します。
 例)1.01
  有効桁数が整数部未満の場合、小数点第一位以下の「0.01」を切り上げるため結果は「2」となります。

月給者、日給月給者の時間外手当の計算方法を入力します。

②日給月給者の欠勤控除の計算方法を入力します。

<入力項目>

6.対象となる給与体系を選択します。
 一般的には、日給月給者に該当する給与体系の印をクリックします。
 クリックすると「★」が表示されます。取り消す場合は、もう一度クリックします。
 「★」が付いた給与体系が対象となります。

7.欠勤単価を計算する対象金額の支給項目の支給コードを入力します。
 「▼」(又は対象金額にフォーカスがある状態でF12)ボタンをクリックし、支給項目検索画面を起動して
 支給コードを入力します。
 対象金額の支給項目は、支給コードが「+」で連結され、表示されます。
 直接入力する場合は、支給コードを「+(半角)」で連結して、入力します。

8.計算式の有効桁数と端数処理を選択します。
 欠勤控除の計算方法を選択します。
 「支給額取崩方式」は、欠勤単価×欠勤日数で欠勤控除額を計算します。
  
  ④は欠勤単価の有効桁数と端数処理になります。
  ⑤は欠勤控除額の有効桁数と端数処理になります。有効桁数は必ず「整数部未満」を選択します。
 「支給額積上方式」は、月給から実労働時間分の賃金を差し引いた金額を欠勤控除額として計算します。
  
  ④は時間単価の有効桁数と端数処理になります。
  ⑤は欠勤控除額の有効桁数と端数処理になります。有効桁数は必ず「整数部未満」を選択します。
 ※「支給額積上方式」の場合、遅刻・早退・欠課控除は発生しません。
 「欠勤より自動判別」は、月間所定労働時間と欠勤日数で、「支給額取崩方式」「支給額積上方式」を
 自動判定し、欠勤控除額を計算します。
  欠勤日数 ≦ ( 月間所定労働日数÷2 )端数は切り上げ の場合は、「支給額取崩方式」です。
  欠勤日数 > ( 月間所定労働日数÷2 )端数は切り上げ の場合は、「支給額積上方式」です。

9.端数処理にて、「切り上げ」を選択した場合、有効桁数の処理方法を選択します。

③日給月給者の遅刻・早退・欠課控除の計算方法を入力します。

<入力項目>

10.対象となる給与体系を選択します。
 一般的には、日給月給者に該当する給与体系の印をクリックします。
 クリックすると「★」が表示されます。取り消す場合は、もう一度クリックします。
 「★」が付いた給与体系が対象となります。

11.遅刻単価、早退単価、欠課単価を計算する対象金額の支給項目の支給コードを入力します。
 「▼」(又は対象金額にフォーカスがある状態でF12)ボタンをクリックし、支給項目検索画面を起動して
 支給コードを入力します。
 対象金額の支給項目は、支給コードが「+」で連結され、表示されます。
 直接入力する場合は、支給コードを「+(半角)」で連結して、入力します。

12.計算式の有効桁数と端数処理を選択します。
 遅刻・早退・欠課控除の計算方法を選択します。

 ⑦は遅刻・早退・欠課単価の有効桁数と端数処理になります。
 ⑧は遅刻・早退・欠課控除の有効桁数と端数処理になります。有効桁数は必ず「整数部未満」を選択します。
 ※欠勤控除の「8.欠勤控除計算方法」が「支給額積上方式」の場合、遅刻・早退・欠課控除は発生しない
  ため、設定不要です。

13.端数処理にて、「切り上げ」を選択した場合、有効桁数の処理方法を選択します。

④日給者の時間外手当の計算方法を入力します。

<入力項目>

14.対象となる給与体系を選択します。
 一般的には、日給者に該当する給与体系の印をクリックします。
 クリックすると「★」が表示されます。取り消す場合は、もう一度クリックします。
 「★」が付いた給与体系が対象となります。

15.各時間外手当毎に時間単価を計算する対象金額の支給項目の支給コードを入力します。
 「▼」(又は対象金額にフォーカスがある状態でF12)ボタンをクリックし、支給項目検索画面を起動して
 支給コードを入力します。
 対象金額の支給項目は、支給コードが「+」で連結され、表示されます。
 日給者の場合、基本給になる支給コード「01」は入力しません。

16.計算式の有効桁数と端数処理を選択します。
 ( 日給者に複数の勤務形態がある場合、〔計算基本情報設定〕でも登録が必要です。)

 ⑨は日給単価の有効桁数と端数処理になります。
 ⑩は時間単価の有効桁数と端数処理になります。
 ⑪は割増率を含めた後の時間単価の有効桁数と端数処理になります。
 ⑫は時間外手当の有効桁数と端数処理になります。有効桁数は必ず「整数部未満」を選択します。

17.日給者の所定労働時間を入力します。
 日給者に複数の勤務形態がある場合、代表の勤務形態の所定労働時間を入力します。

18.45~60時間の割増手当、60時間以上の割増手当を利用する場合、設定します。
 有効桁数と端数処理を選択します。
 限度時間の設定は、詳しくは【給与の初期設定を行う】の限度時間1、2を参照ください。

19.日給者の基本給の端数処理を選択します。
 また、有給休暇手当、特別休暇手当、その他休暇手当の計算方法を選択します。
 「一括端数処理」を選択した場合、有給休暇手当、特別休暇手当、その他休暇手当を基本給に加算した後に
 端数処理を行います。この場合、基本給の内訳は確認できません。
 「手当毎に端数処理」を選択した場合、有給休暇手当、特別休暇手当、その他休暇手当を個々に端数処理し、
 基本給に加算します。この場合、基本給の内訳は確認できます。

20.端数処理にて、「切り上げ」を選択した場合、有効桁数の処理方法を選択します。

⑤「日給者+時給者」の時間外手当の計算方法を入力します。

<入力項目>

設定方法は「日給者」と同じです。

⑥時給者の時間外手当の計算方法を入力します。

<入力項目>

21.対象となる給与体系を選択します。
 一般的には、時給者に該当する給与体系の印をクリックします。
 クリックすると「★」が表示されます。取り消す場合は、もう一度クリックします。
 「★」が付いた給与体系が対象となります。

22.各時間外手当毎に時間単価を計算する対象金額の支給項目の支給コードを入力します。
 「▼」(又は対象金額にフォーカスがある状態でF12)ボタンをクリックし、支給項目検索画面を起動して
 支給コードを入力します。
 対象金額の支給項目は、支給コードが「+」で連結され、表示されます。
 時給者の場合、基本給になる支給コード「01」は入力しません。

23.計算式の有効桁数と端数処理を選択します。

 ⑰は時間単価の有効桁数と端数処理になります。
 ⑱は割増率を含めた後の時間単価の有効桁数と端数処理になります。
 ⑲は時間外手当の有効桁数と端数処理になります。有効桁数は必ず「整数部未満」を選択します。

24.45~60時間の割増手当、60時間以上の割増手当を利用する場合、設定します。
 有効桁数と端数処理を選択します。
 限度時間の設定は、詳しくは【給与の初期設定を行う】の限度時間1、2を参照ください。

25.時給者の基本給の端数処理を選択します。
 また、有給休暇手当、特別休暇手当、その他休暇手当の計算方法を選択します。
 「一括端数処理」を選択した場合、有給休暇手当、特別休暇手当、その他休暇手当を基本給に加算した後に
 端数処理を行います。この場合、基本給の内訳は確認できません。
 「手当毎に端数処理」を選択した場合、有給休暇手当、特別休暇手当、その他休暇手当を個々に端数処理し、
 基本給に加算します。この場合、基本給の内訳は確認できます。

26.端数処理にて、「切り上げ」を選択した場合、有効桁数の処理方法を選択します。

⑦保存します。

[ツールバー]

<入力項目>

27.ツールバーの保存ボタンをクリックします。

保存完了

保存後は必ず、システムに再ログオンしてください。