支給・控除項目設定

【給与と賞与の支給項目と控除項目を設定する】

給与明細、賞与明細の支給項目と控除項目を登録します。

また、登録した支給項目と控除項目の中で回数を入力して支給したり控除したりする項目の設定を登録します。

システムメニューより〔システム設定〕の給与初期設定グループの〔支給・控除項目設定〕を起動します。

〔支給・控除項目設定〕の項目説明

<項目説明>

1.給与明細の支給項目、控除項目、支給回数項目、控除回数項目を登録します。

2.賞与明細の支給項目、控除項目を登録します。
 賞与明細には、支給回数項目と控除回数項目はありません。

3.支給項目を登録します。
 支給項目は、給与明細と賞与明細が別々に24個まで登録できます。
 下記の支給項目は、システムで用意されているため、登録しません。
  残業手当、休日手当、通勤手当、遡及支給額

4.控除項目を登録します。
 支給項目は、給与明細と賞与明細が別々に17個まで登録できます。
 下記の控除項目は、システムで用意されているため、登録しません。
  欠勤控除、健康保険料、介護保険料、年金基金保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、
  住民税、所得税、生命保険料、財形貯蓄保険料

5.給与明細の支給回数項目を登録します。
 支給回数項目は、単価を設定して、回数で入力して支給する項目です。
 食事手当や日直(宿直)手当で利用したりします。
 登録した回数から支給額を計算して給与明細に出力するために、支給項目に同じ項目を登録する
 必要があります。

6.給与明細の控除回数項目を登録します。
 控除回数項目も、支給回数項目を同様です。

②支給項目を入力します。最大24項目まで利用できます。

<入力項目>

7.支給項目の名称を入力します。必須項目です。
 「基本給」は必ず、支給コード「01」に入力します。  
 日給者や時給者の給与は、支給コード「01」の項目に表示されます。

8.「固定」「変動」を選択します。必須項目です。
 「固定」は、毎月決まった金額を支給する項目です。毎回入力しなくても〔給与マスタ登録〕に登録した
 金額が支給されます。また、社会保険の随時改定(月額変更届)において、固定的賃金として計算されます。
 「固定」は主に、「基本給」「職能給」「管理職手当」「資格(技術)手当」「家族手当」等で利用します。
 「変動」は、勤務状況などで毎月変動する金額を支給する項目です。毎月入力が必要になります。
 勤務状況に関係なく毎月変動したり、頻繁に支給しない項目としても利用できます。
 「変動」は主に、「報奨金」や残業手当以外の勤怠に関連する「食事手当」「宿日直手当」等で利用します。

9.課税対象区分を選択します。必須項目です。
 「対象」の場合、課税対象額に加算され、所得税の計算に含まれます。
 「対象外」の場合、非課税額に加算され、所得税の計算に含まれません。

10.雇用保険料対象区分を選択します。必須項目です。
 「対象」の場合、雇用保険対象額に加算され、雇用保険料の計算に含まれます。
 「対象外」の場合、雇用保険料の計算に含まれません。

11.社会保険料対象区分を選択します。必須項目です。
 「対象」の場合、社会保険料の計算に含まれます。また、社会保険の定時決定(算定基礎届)、随時改定
 (月額変更届)の標準報酬月額に含まれます。
 「対象外」の場合、社会保険料の計算に含まれません。また、社会保険の定時決定(算定基礎届)、随時
 改定(月額変更届)の標準報酬月額に含まれません。

12.「必要」を選択します。必須項目です。
 「不要」の場合、給与明細書には、出力されません。
 入力された金額は給与明細書の課税対象額、非課税額、支給合計には含まれます。

③支給回数項目を入力します。最大3項目まで利用できます。

(利用する支給回数項目が無い場合、設定は不要です。)

<入力項目>

13.支給項目を選択し、支給項目と紐づけます。必須項目です。
 支給回数項目を登録する前に、支給項目にて同じ項目を登録する必要があります。
 支給項目を選択した後、支給項目の回数金額が「回数」に変更されます。

14.支給回数項目の名称を入力します。必須項目です。

15.1回あたりの単価を入力します。
 単価が全社員同じ場合、支給回数項目の単価を入力します。
 単価が異なる場合、〔支給・控除項目設定〕では入力しません。〔給与マスタ登録〕で社員毎に登録します。

16.非課税額を入力します。

17.支給金額を計算する場合に使用される端数処理方法を選択します。必須項目です。

18.単価が全社員同じ場合、「全員同額」を選択します。必須項目です。
 単価が異なる場合、「個別単価」を選択します。

19.「必要」を選択します。必須項目です。
 支給回数項目の印刷設定です。計算された支給金額の印刷設定は、「12.支給項目」で設定します。
 「不要」の場合、給与明細書には、出力されません。
 入力された支給回数は支給金額の計算に利用されます。

④控除項目を入力します。最大17項目まで利用できます。

<入力項目>

20.支給項目の名称を入力します。必須項目です。
 「基本給」は必ず、支給コード「01」に入力します。  
 日給者や時給者の給与は、支給コード「01」の項目に表示されます。

21.「固定」「変動」を選択します。必須項目です。
 「固定」は、毎月決まった金額を控除する項目です。毎回入力しなくても〔給与マスタ登録〕に登録した
 金額が控除されます。
 「固定」は主に、「組合費」「持株会」「貸付金」等で利用します。
 「変動」は、勤務状況などで毎月変動する金額を控除する項目です。毎月入力が必要になります。
 勤務状況に関係なく毎月変動したり、頻繁に控除しない項目としても利用できます。

22.「必要」を選択します。必須項目です。
 「不要」の場合、給与明細書には、出力されません。
 入力された金額は給与明細書の控除合計には含まれます。

⑤控除回数項目を入力します。最大3項目まで利用できます。

(利用する控除回数項目が無い場合、設定は不要です。)

<入力項目>

支給回数項目と同様です。

⑥賞与明細の支給項目を入力します。最大24項目まで利用できます。

賞与には「固定」「変動」の設定がありません。賞与の金額は毎回入力して、利用します。

賞与明細の支給項目には、社会保険対象区分の設定はなく、全て社会保険が「対象」で計算されます。

<入力項目>

23.支給項目の名称を入力します。必須項目です。

24.課税対象区分を選択します。必須項目です。
 「対象」の場合、課税対象額に加算され、所得税の計算に含まれます。
 「対象外」の場合、非課税額に加算され、所得税の計算に含まれません。

25.雇用保険料対象区分を選択します。必須項目です。
 「対象」の場合、雇用保険対象額に加算され、雇用保険料の計算に含まれます。
 「対象外」の場合、雇用保険料の計算に含まれません。

26.「必要」を選択します。必須項目です。
 「不要」の場合、賞与明細書には、出力されません。
 入力された金額は賞与明細書の課税対象額、非課税額、支給合計には含まれます。

⑦賞与明細の支給項目を入力します。最大24項目まで利用できます。

賞与には「固定」「変動」の設定がありません。賞与の金額は毎回入力して、利用します。

<入力項目>

27.支給項目の名称を入力します。必須項目です。
 「基本給」は必ず、支給コード「01」に入力します。  
 日給者や時給者の給与は、支給コード「01」の項目に表示されます。

28.「必要」を選択します。必須項目です。
 「不要」の場合、賞与明細書には、出力されません。
 入力された金額は賞与明細書の控除合計には含まれます。

⑧保存します。

[ツールバー]

<入力項目>

29.ツールバーの保存ボタンをクリックします。

保存完了