受注工事登録

【営繕工事もしくは少額工事をひとつの工事コードで纏めて管理する場合】

営繕工事もしくは少額工事の管理について
 営繕工事もしくは少額工事の管理について、システム上の処理手続きの煩雑さから、営繕工事・少額工事をひとつの枠で管理する方法と、個別物件として契約単位で管理する方法が考えられます。
 システム上での管理目的が異なりますので、運用開始前に良くご検討ください。

営繕工事・少額工事をひとつの枠で管理する場合
 営繕工事・少額工事をひとつの枠で管理する場合は、契約単位の売上・請求・入金・原価の管理はシステム外で管理することになります。

個別物件として契約単位で管理する場合
 個別物件として契約単位で管理する場合は、契約単位で工事(枝)コードを取得し、売上・請求・入金・原価をすべて個別物件単位で管理します。
 ここでは、後者の営繕工事・少額工事を個別物件として契約単位で管理するケースについて説明します。
 営繕工事・少額工事の個別管理については、まず集約用の工事コードを登録し、各営繕工事・少額工事は、
 その集約用の工事の追加工事として登録します。
 これにより、各原価管理帳票の追加工事条件を利用し、集約用工事コードに纏めて1つの工事として出力したり、
 各営繕工事・少額工事毎に個別明細として出力したり、切り替えができます。
 集約用の工事コードは会計期毎に登録することをお薦めします。

システムメニューより〔原価情報〕の原価情報グループの〔受注工事登録〕を起動します。

①集約先用の本体工事の工事コードを登録します。

[ヘッダ]を入力します。

<入力項目>

1.工事コードを入力します。工事枝コードは「000」を入力します。

2.受注年月日を入力します。期首の日付を入力します。

3.工事略称を入力します。必須項目です。
 入力した文字は、半角カナに変換され、カナ略称に自動展開します。
 入力した文字は、工事正式名称が未入力の場合のみ、工事正式名称に自動展開します。
 工事略称は、社内管理用の帳票に利用します。

②[基本情報]を入力します。

入力する項目は[基本情報]のみで、請負金額はゼロで登録します。

<入力項目>

4.工事正式名称を入力します。工事略称が自動展開されますので、必要に応じて内容を変更してください。

5.部門毎に管理する場合、工事担当部門に部門コードを入力します。
 部門毎に管理する場合、必要な工事担当部門の数だけ、集約用の工事コードを登録します。

6.社内工期には会計期間を入力します。
 毎年度、期首に、新たに集約用用の工事コードを登録します。

③保存します。

[ツールバー]

<入力項目>

7.ツールバーの保存ボタンをクリックします。

集約用の工事コードは、保存完了です。

続いて、営繕工事・少額工事を追加工事として登録します。

詳しくは、【追加工事を受注した場合】を参照ください。

営繕工事・少額工事の管理について、集約用の工事コードを登録し、各営繕工事・少額工事を、その集約用の工事の

追加工事として登録する運用の場合、処理手続きを簡略化する方法として、発生原価をすべて集約用の工事コードに

計上し、請負金額、請求入金のみを個別に管理する方法が考えられます。